福祉用具の事故多発 5年間に49人死亡 NHKニュース.mp4

2015-09-21 6

高齢者や体の不自由な人が使う介護ベッドや電動車いすなどの福祉用具の事故で昨年度までの5年間に49人が亡くなっているとして、NITE=製品評価技術基盤機構が注意を呼びかけています。
NITEによりますと、昨年度までの5年間に報告された福祉用具による事故は147件でこのうち死亡事故で合わせて49人が亡くなったということです。
死亡事故の内訳は、介護ベッドと電動車いすがそれぞれ22件と最も多く、次いで、床置き式の手すりで4件、介護用リフトで1件となっています。
NITEが事故の状況を調べたところ、介護ベッドの事故では手すりなどの隙間に首を挟み込むケースが多く、また、電動車いすの事故では、運転操作を誤って川や側溝などに転落する事故が多いということです。このためNITEでは、介護ベッドを使う際には手すりとの間に隙間がないか確認しカバーやクッションで隙間を塞ぐことや、電動車いすは十分な練習を行い、走行中は路肩に寄りすぎないことなどを呼びかけています。
NITEの池谷玲夫課長は「事故の多くは製品を使い始めて1年未満の使い方に慣れていない時期に起きている。こうした時期には特に誤った使い方をしていないか周囲にいる人が注意を払ってほしい」と話しています。

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